目次
- 原油(WTIUSD/USOIL)とは
- 原油(WTIUSD/USOIL)の取引にオススメの業者
- Exness(エクスネス)
- Anzo Capital(アンゾーキャピタル)
- TitanFX(タイタンFX)
- iForex(アイフォレックス)
- XM(エックスエム)
- TradersTrust(トレーダーズトラスト/TTCM)
- AXIORY(アキシオリー)
- 原油(WTIUSD/USOIL)の値動きの特徴
- 4時間足
- 30分足
- 原油(WTIUSD/USOIL)のスワップ
- 原油(WTIUSD/USOIL)のスプレッドとレバレッジ、早朝のスプレッド拡大
- 2020年に5月受け渡しの原油価格が歴史的暴落
- 需要減により保管のコストが価格を上回るための暴落
- 海外FX業者のCFD価格にはほぼ影響なし
- 比較記事一覧
- 取引所・業者別比較
- 通貨ペア別比較
原油(WTIUSD/USOIL)とは
原油価格の金融商品で、資源系のCFDに位置づけられます。
- 2018年の仮想通貨顔負けの大暴落60ドル代→40ドル代
- さらに2020年のマイナス価格突入
と言う桁違いのボラティリティにより大きな注目を集めました。
その後2022年にはロシアのウクライナ侵攻による地政学的リスクもあり、
今度はマイナス価格から実に120ドルを突破と仮想通貨の立つ瀬がない激しすぎるボラティリティ。
激しいボラティリティは少額スタートの強い味方でもありますが、
1分足1本で20pipsとか平気で動くので、ハイレバ取引をするとあっと言う間にゼロカされる危険性があります。
原油(WTIUSD/USOIL)の取引にオススメの業者
Exness(エクスネス)
Exnessの原油のシンボルはUSOILm。
レバレッジは固定200倍、さらにスプレッドは2022年に改善されて通常口座2.8pipsとかなり狭め。
TariTaliでキャッシュバックも受け取れるので、Exnessをすでに使っている人なら原油の取引もExnessに任せてしまってOKです。
ただし、原油はExnessのスワップフリーの対象外なので持ち越しする時には注意が必要。
Anzo Capital(アンゾーキャピタル)
シンボル名はスタンダード口座が『USOUSDi』でRAW口座が『USOUSD.e』。
原油のスプレッドはほとんどの業者が5pipsで横並びの中、
Anzo Capitalは無料口座でも3.4pips前後の優秀なスプレッドを提供しています。
有料のRAW口座は手数料込みで実質3pipsほどになりこちらも優秀。
レバレッジも標準的な100倍なので取引環境としては全く問題ありません。
ゴールド(XAUUSD)や株価指数などCFDのスプレッドは全体的に優秀ですが、キャッシュバックサイトはFinalCashBackのみの対応。
キャッシュバック額はスタンダード口座で1lotあたり2ドルと少なめなのが残念なところです。
FinalCashBack経由でAnzo Capitalに登録
TitanFX(タイタンFX)
為替FXと同じ500倍と言う全業者中最大のレバレッジで原油の取引が可能です。
その代わりにスプレッドは有料口座でも手数料別5pipsとやや広め。
少額からでもチャレンジできるのはいいことですが、原油の激しいボラティリティを考えるとタイトな損切りをしないとあっという間に資金が溶ける危険性があることに注意!
TitanFXには入金ボーナスが存在しないので、口座開設ボーナス1,000円と取引ボーナス1万円がもらえるFXRoyalCashBackでまず口座を開設するのがオススメ。
FXRoyalCashBackの取引ボーナスは以下のFX業者で1回ずつ受け取れるので、最大で合計8万円分のボーナスを獲得することも可能。
- XM(エックスエム)
- TitanFX(タイタンFX)
- AXIORY(アキシオリー)
- TradeView(トレードビュー)
- MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)
- MyFX Markets(マイFXマーケッツ)
- HF Markets(HotForex)
- Exness(エクスネス)
iForex(アイフォレックス)
シンボル名は『WTI原油』。
レバレッジは平均的な業者の2倍の200倍となかなか優秀。
以前は原油のスプレッドが2pipsでこちらも優秀だったのですが、現在では海外FX業者としては平均的な5pipsになって魅力が激減しました。
iForexを使う場合、FinalCashBackだけがiForexのキャッシュバックに対応しているので必ずFinalCashBack経由で口座を開設しましょう。
XM(エックスエム)
XMの原油は先物のみの取り扱いでシンボル名は『OIL-[期限]』。
他の業者の原油が現物なのに対してXMの原油は先物ですが、
スプレッドは3~5pips(0.03ドル~0.05ドル)と他の業者と同等かそれ未満。
先物なのでスワップが発生しないと言うメリットが際立ちます。
レバレッジは株価指数などよりは低めの設定で、1.5%/100%=約66.66倍。
XMは為替FXのスプレッドこそ広めですが、NYダウなどの株価指数、原油などの資源CFDの取引環境はおおむね優秀です。
とは言え原油に関しては他の優秀な業者に比べるとやや見劣りしますが、XMをメイン業者で使っている方なら原油の取引もXMで済ませてしまってOKと言えるレベル。
XMは取引ボーナスで1万円がもらえるFXRoyalCashBackのキャンペーン対象業者なので、FXRoyalCashBackの口座を追加して取引することをオススメします。
最低lotはOIL-[期限]のものは1lotですが、ロットサイズが1/10のOILMn-[期限]ペアを取引すれば1lot=0.1lotとして取引可能。
ちょっと分かりづらい。
と言うより原油のボラティリティを考えると0.1lotでもまぁまぁのハイレバですね。
TradersTrust(トレーダーズトラスト/TTCM)
シンボルは『USOILspot』。
こちらもレバレッジ100倍、スプレッド5pips(0.05ドル)と標準的な取引環境。
持ち越し時のスワップがやや大きいのは気になるところですが、TitanFXの無料口座よりもスプレッドが狭く、5分間のポジション保有時間の制限なしにキャッシュバックを受け取れるのがメリット。
正直原油は5分以内に決済することや損切りにかかることが多いと思うので、ポジション保有時間の制限はないに越したことはありません。
TariTali経由でTradersTrust(TTCM)に登録
AXIORY(アキシオリー)
シンボルは『CL』。
Anzo Capital、Exnessに次ぐ4pips(0.04ドル)と言うスプレッドはひとまず優秀。
ところがレバレッジが他の業者よりもかなり低く20倍になっています。
それでも5分以内のポジションでもキャッシュバックを受け取れる点と合わせて取引環境としては優秀なので、
原資がある程度ある人ならスキャルピングでAXIORYのメリットを引き出せるでしょう。
口座開設ボーナスと取引ボーナスのあるFXRoyalCashBack対応。
原油(WTIUSD/USOIL)の値動きの特徴
原油の特徴はなんと言ってもゴールド(XAUUSD)を超える最凶のボラティリティ。
1ドル幅が100pipsにあたるので、2018年に76ドルから42ドルに下落した時はpips換算で3400pips、割合で言うと実に50%近く下落したことに。
さらに2020年4月にはなんと0ドルを下回り一次マイナス40ドルに突入。
その後は1年経たずに60ドルまで回復、2021年11月には80ドルまで回復、最終的には120ドルを超えていくと言う地獄のような値動きを見せつけました。
白 ビットコインボラ
橙 原油ボラ
紫 天然ガスボラBTCは生まれたての頃はボラすごかったけど2015年からエネルギーと同じ水準に収束してきている。
もはや色物ではなく普通のコモディティ。 pic.twitter.com/b02Iss9QWO
— クロノスの商人 (@ChronoMerchant) November 30, 2021
白 ビットコインボラ
橙 原油ボラ
紫 天然ガスボラBTCは生まれたての頃はボラすごかったけど2015年からエネルギーと同じ水準に収束してきている。
もはや色物ではなく普通のコモディティ。 pic.twitter.com/b02Iss9QWO
— クロノスの商人 (@ChronoMerchant) November 30, 2021
スプレッドの狭い全盛期のビットコインとも呼べる存在で、
特に短期足はランダム性の強い値動きをすることも多いので長期足を見ながら引きつけてエントリーすることを心がけてください。
4時間足
画像は赤が21EMA、黄色が75EMA、水色が200EMA、青が200SMAです。
さすがにこのくらいの長期足だとトレンドラインによる保ち合いが機能していることが分かりますね。
反面、値動きが早いので長い時間足では200MAがあまり役に立たない傾向があります。
30分足
基本的に30分~1時間足の21EMAの角度で下降トレンドか上昇トレンドかを確認し、最低でもそこまでは引きつけてエントリーしたいところ。
下ヒゲが非常に長く、安易な逆張りがあっさりと狩られることがよく分かるチャートですね。
値動きの粗さから見るに取引量自体もそんなに多くなさそう。
原油(WTIUSD/USOIL)のスワップ
先物のみの取り扱いであるXMにはスワップが存在しません。
スワップが発生する業者もほとんど気にならない水準で、TTCMのロング時のマイナススワップのみ少し気になる程度です。
2020/4/28 追記
2020年4月の大暴落以降、ロングのマイナススワップを多めに取る業者が増えてきました。
ポジションを持ち越す場合は必ずその時点でのスワップを確認するようにしてください。
業者名 | iForex | Anzo Capital | TitanFX | XM | GEMFOREX | TTCM | AXIORY |
スワップロング | -0.00128 | -0.414 | -17.9 | - | - | -6.67 | 0.03061 |
スワップショート | -0.01261 | -4.774 | 5.61 | - | - | -2.74 | -0.98814 |
原油(WTIUSD/USOIL)のスプレッドとレバレッジ、早朝のスプレッド拡大
原油は早朝のスプレッド拡大がほぼなく、前述の通りスワップも低いので持ち越しに神経質になる必要はありません。
TTCMのみスプレッドの拡大にやや注意。
業者名 | iForex | Anzo Capital | TitanFX | XM | GEMFOREX | TTCM | AXIORY |
早朝スプレッド | 2.0~(0.02ドル~) | 7.1~(0.071ドル~) | 7~(0.07ドル~) | 5.0~(0.05ドル~) | 5.0~(0.05ドル~) | 11.0~(0.11ドル~) | 4.0~(0.04ドル~) |
平均スプレッド | 2.0~(0.02ドル~) | 3.4~(0.034ドル)~ | 6~(0.06ドル~) | 5.0~(0.05ドル~) | 5.0(0.05ドル) | 5.0~(0.05ドル~) | 4.0~(0.04ドル~) |
レバレッジ | 200 | 100 | 500 | 100 | 100 | 100 | 20 |
2020年に5月受け渡しの原油価格が歴史的暴落
この分かりやすい画像はダメテツジン17氏のものをお借りしています。
2020年4月21日の日本時間午前3時頃から原油の先物価格が歴史的な暴落をしました。
最終的には実にマイナス40ドルにまで到達し、マイナスの価格を想定していない業者では取引不可になったところも。
DMMの原油は0.93ドルで取引不能になりました。
実際の価格は約-37ドルだそうなのでどうなってしまうのか検討もつきません。— オレ的ゲーム速報JIN@FX投資部 (@oreteki_douga) April 20, 2020
DMMの原油は0.93ドルで取引不能になりました。
実際の価格は約-37ドルだそうなのでどうなってしまうのか検討もつきません。— オレ的ゲーム速報JIN@FX投資部 (@oreteki_douga) April 20, 2020
需要減により保管のコストが価格を上回るための暴落
新型コロナウイルスにより移動手段としての需要が減ったため、保管するコストが価格を上回り暴落したと言われています。
よくわかんない人向け解説
WTIっていうアメリカの原油価格指標がある、今コロナで誰も原油使ってなくてアメリカの原油保管タンクがパンク状態、
5月現物渡しの締日が今日で、今日決済しないと現物がやってくる、タンクがパンクすると洋上保管するしかないのでコストがかかる→みんな権利押し付け合い— さうえささみ@石鹸で手を洗おう (@SaueSasami) April 20, 2020
よくわかんない人向け解説
WTIっていうアメリカの原油価格指標がある、今コロナで誰も原油使ってなくてアメリカの原油保管タンクがパンク状態、
5月現物渡しの締日が今日で、今日決済しないと現物がやってくる、タンクがパンクすると洋上保管するしかないのでコストがかかる→みんな権利押し付け合い— さうえささみ@石鹸で手を洗おう (@SaueSasami) April 20, 2020
原油こいうこと?改 https://t.co/THh7i5VmGe pic.twitter.com/ed0w1Bf2E2
— ダメテツジン17 (@Dtjin17) April 21, 2020
原油こいうこと?改 https://t.co/THh7i5VmGe pic.twitter.com/ed0w1Bf2E2
— ダメテツジン17 (@Dtjin17) April 21, 2020
今回の原油価格暴落をわかりやすく表現すると
焼肉パーティーをするので肉大量購入
↓
コロナで焼肉中止
↓
大量の肉が余る
↓
冷蔵庫にも入らないから誰かもらってくれ(肉が無価値状態)— きでりうじょり(フォロバ厨) (@KDRUJR_0324) April 20, 2020
今回の原油価格暴落をわかりやすく表現すると
焼肉パーティーをするので肉大量購入
↓
コロナで焼肉中止
↓
大量の肉が余る
↓
冷蔵庫にも入らないから誰かもらってくれ(肉が無価値状態)— きでりうじょり(フォロバ厨) (@KDRUJR_0324) April 20, 2020
海外FX業者のCFD価格にはほぼ影響なし
原油先物は「超・コンタンゴ」 期先と期近の価格差が起こる仕組みとはhttps://t.co/yfudCVsYdA
— QUICK Money World (@QUICK_QMW) April 20, 2020
原油先物は「超・コンタンゴ」 期先と期近の価格差が起こる仕組みとはhttps://t.co/yfudCVsYdA
— QUICK Money World (@QUICK_QMW) April 20, 2020
TitanFXやGEMFOREXなどの海外FX業者の原油価格は恐らく複数の期間の先物の価格を組み合わせて作られています。
0ドルを下回った5月引き渡しの先物はIG証券やDMMFXなど限られた業者でしか取り扱いがなく、DMMではマイナス価格に対応していないために取引不可になっていたようです。
TitanFXは原油のマイナス価格対応のために特別にUSO/USDと言うシンボルを作って対応した一大事件でしたが、
現在のところそれ以降原油価格はマイナスになっていません。
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