東京時間とは
日本時間で朝9時から始まり昼の15時に終わる、東京の株式市場が開いている時間帯を東京時間と呼びます。
日本人にとってはおなじみの時間ですね。
株式市場は午前と午後でそれぞれ前場と後場に分かれていて、株価指数である日経平均は当然この東京時間に動きやすいです。
午前中、特に開場直後は一気に数百円幅の値動きがあることも。
一方で東京時間は為替FXの値動きは比較的地味でレンジになりやすいと言われています。
東京時間の値動きの特徴
ドル円(USDJPY)とゴールド(XAUUSD)は開場~午前中に動きやすい
9時の株式市場開場後の時間帯と上海時間開場後(10時~10時30分)の時間帯は重要で、
東京時間にドル円(USDJPY)とゴールド(XAUUSD)が動きやすいのはこの1~2時間です。
上海時間でゴールドが買われない場合、ロンドン時間になるまでゴールドの上昇はあまり望めないことが多い印象。
画像は朝10時の上海市場開場直後に上昇をし始めたゴールドのチャートです。
さすがCFDと言うべきか、東京時間でも比較的大きなボラティリティ。
上海時間開場と同時に3~4ドル幅の下落や高騰の仕掛けが入ることがありますが、
大抵の場合はすぐリバウンドするので、上海時間の開場前後はポジションを短めに持つことを心がけましょう。
ポンドやユーロなどの欧州通貨に関して東京時間は逆張り傾向が強い
ポンド(GBP)やユーロ(EUR)が前日までに下がっていた場合はじわ上げ、上がっていた場合はじわ下げになりやすい傾向があります。
このような日本人が逆張りをする値動きになった場合はロンドン時間で覆されるパターンが頻出するので注意が必要。
強烈なトレンドが発生している場合はトレンドフォローになる場合もありますが、いずれにせよロンドン時間の開場直後は静観することをオススメします。
東京時間は為替に大きなボラティリティが発生することはあまりない
東京時間はレンジになりやすいと言われていますが、実際には同じ値幅を往復するような分かりやすいレンジになることは少なく『値幅があまりない』と言った方が正しいでしょう。
この時間帯にボラティリティのある金融商品を求めるならばやはりゴールドや日経平均が筆頭に挙げられます。
また、日本人は合成通貨であるクロス円の取引を好むため、クロス円の中間通貨として取引されるドル円も為替の中では比較的動きやすいと言えます。
日銀による為替介入とされるものが観測されると特にドル円は5円幅程度動くことも。
実際に為替介入を行ったかどうかは不明ですが、為替介入を警戒したトレーダーの取引・ロスカットでボラティリティが発生すれば結果は同じ。
変な意味どちらでもいいと言うか、後付けで何とでも言えちゃいますね。
9時55分に仲値レートが決まる
日本時間の9時55分は銀行などの金融機関がその日の為替レートを決める時間帯です。
ロンドンFIXの東京時間版ですが、ロンドンFIXほど投機勢の思惑を感じるような大きな動きを見せることはあまりありません。
最近ではXでもわざわざ仲値レートに言及する人もあまりいないような。
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