目次
- Androidスマホの雄、XperiaとPixel
- Pixelと比較したXperiaのメリット
- Microsoft Launcherとの組み合わせでも画面分割ができる
- サイドセンスがある
- pCloudへの自動アップロードが安定している
- カメラアプリがズーム状態を記憶している
- カメラアプリのシャッター音が無音
- XperiaはUSB接続も安定
- イヤホンジャックがある
- SDカードスロットがある
- Pixelと比較したXperiaのデメリット
- 価格が高い
- プリインストールアプリが多い
- Xperiaはローエンドモデルでハズレを引くと大変
- Xperia 1系はクレジットカードのタッチ決済がほぼ機能しない
- Xperia 1 は指紋認証が効かなくなることがある
- どちらを選ぶかは好みの問題だが、Pixelの方が万人向け
Androidスマホの雄、XperiaとPixel
SONY製のXperiaとGoogle製のPixel。
Androidユーザーならほぼ知っているであろうメジャーな機種2つです。
管理人のAndroid遍歴は
- Pixel 3からPixelシリーズをメイン端末として使用
- たまにXperia、さらにごくたまにAQUOSフォンを使う
と言った感じでした。
記事執筆の2024年現在は以下の組み合わせで使っています。
- メイン: Xperia 1 VI
- サブ: Pixel 6 Pro
- Google Photosへの無制限アップロード用にPixel 4a 5G
スペックによるベンチマークやバッテリー持ちなどは別途比較記事を見れば分かるので、ここでは性能以外の比較をしていきます。
Pixelと比較したXperiaのメリット
Microsoft Launcherとの組み合わせでも画面分割ができる
最強のAndroidホームアプリMicrosoft Launcher
Xperiaのメリットと言うよりはPixel最大のデメリット。
なぜかPixelはMS Launcherをホームアプリにすると画面分割が動作しません。
確認した限りでは3~6系列まで全てのPixelで発生
Pixel付属のPixel Launcherは使い物にならないゴミアプリなので、Pixelをマトモなホームアプリで使おうとすると画面分割は諦めるしかないんでしょうか。
TradingViewのウィジェットを配置しつつ、アプリアイコンをそこそこ置こうとするとどうしてもMS Launcherの自由度の高さが必要。
Pixel Launcheだとこの2/3程度しか配置できません。
サイドセンスがある
Xperiaには画面端のフリックに機能を割り当てられるサイドセンスと言う機能があります。
画面端下フリックなどにスクリーンショットを割り当てておくと別途スクリーンショットアプリを入れなくていいので結構便利。
正直Androidの電源ボタン+ボリューム下げボタンとか、アプリ切り替えからのスクリーンショットはかなり押しづらくて不便ですからね。
pCloudへの自動アップロードが安定している
Pixel 6 Proで発生した現象ですが、pCloudへの自動アップロードがやたら失敗するようになると言うことがありました。
全てのタスクをやり直しまくって10回に1回成功するかどうかって感じで、多大なストレス。
一方Xperia 1 VIでは今のところ安定してアップロードができています。
結局回線によるところが大きい気がしてきました
カメラアプリがズーム状態を記憶している
少なくともPixel 6 ProまでのPixelはカメラアプリを閉じるとズーム状態がリセットされます。
一方でXperia 1 VIはカメラアプリを閉じてもズーム状態をちゃんと記憶。
個人的にズームよりも0.7倍の広角を使うことが多いので、記憶しておいてくれるのはメリット。
でも開き直した時には等倍になってた方がいいな、と思うことも結構ある。
カメラアプリのシャッター音が無音
Xperia 10 IVは普通に音がしていたのでXperia 1 VIだけかも知れませんが、
少なくともマナーモード・サイレントモードではシャッター音がしませんでした。
美術館などで撮影する時は静かな方がありがたいですが、撮影できているのかが分かりづらいのでこれは別にどっちでもいいかも。
Pixelのシャッター音も十分静かですし。
XperiaはUSB接続も安定
基本的にはPixelもUSBファイル転送は安定して動作するのですが、
Pixel 6 ProのみUSBのファイル転送に失敗することがありました。
Pixel同士でもPixel→XperiaでもPixel→Windowsも全部がダメ。
価格.com - 『USB でファイルが転送できない』 Google Pixel 6 Pro 128GB SIMフリー のクチコミ掲示板
上記掲示板では
- 一瞬だけUSBテザリングに切り替えたあとファイル転送/Android Autoをタップ
とすることで解決した人が多いようです。
管理人の場合はWindowsとUSB接続をしたままPixel 6 Proを再起動したら認識するようになりました。
イヤホンジャックがある
基本的にXperiaはイヤホンジャックを備えています。
管理人は音質にこだわりがないので「Bluetoothを使えばいいじゃん」と思いますが、
一部音質マニアの人や、Type-Cと有線イヤホンを同時に挿して充電しながら音楽を聴きたい人にはメリットかと思います。
SDカードスロットがある
これも個人的にはクラウドストレージpCloudを使うのでどうでもいいのですが、
オフラインで画像やサブスク動画などを保存しておきたい人もいるとは思うので一応メリット。
Pixelと比較したXperiaのデメリット
価格が高い
2024年現在のハイエンドで比べると
- Pixel 9 pro=128,000円
- Xperia 1 VI=189,200円
正直ハイエンドとは言えスマホに20万近く払うのはちょっと…と言う人は多いでしょう。
Pixel 9 proは1世代前のXperiaであるXperia 5 Vと同じ価格。
Xperia 5もハイエンド扱いとは言え、SONY製品の高さが悪目立ちしています。
プリインストールアプリが多い
Pixelはキャリアモデルでもほとんどプリインストールアプリが入っていません。
一方でXperiaはSIMフリーモデルでも以下のようなプリインストールアプリがわんさか。
- Booking.com
- ebookjapan
- My Sony
- Netflix
- PS App
- ROLLY
- TikTok
- Xperia Lounge
Xperiaのキャリアモデルだとこれらに加えて3キャリアの囲い込みナントカPayなどのアプリがさらに増量。
個人的には海外旅行時はBooking.comを使いますが、別にアプリを入れる必要性は感じない。
Xperiaはローエンドモデルでハズレを引くと大変
性能『以外』の比較と言いつつこれだけは伝えないといけない。
Xperia 10系列がXperiaのローエンドモデルにあたりますが、
数字が増えた方が強そうな気がするけど
少なくともXperia 10 IVは
- 超絶モッサリ
- カメラが素人目にもクソ画質
- スピーカーの音質が素人耳にもひどい
と使い物にならない機種でした。
10 IVより2年以上前に出ていて実売価格も安いPixel 5とかPixel 4a 5gの方が遥かに快適に動く。
メモリ(RAM)は6GBと一見悪くないのですが、アプリを切り替えたりすると頻繁に再読み込みが起こります。
やはりAndroid OSの開発会社であるGoogleが作った端末であるPixelに比べるとメモリの使い方がヘタクソな印象。
Pixelは3a XLなどを使っていたことがありますが、機種名にaの付く廉価版Pixelでも普段使いに不満を感じるほど動作が重いことは一度もありませんでした。
Xperia 10の唯一褒められるところは超絶持ちのいいバッテリーですね。
バッテリー寿命と引き換えに動作速度を犠牲にしているのでストレスの方が圧倒的に多いのですが。
Xperia 1系はクレジットカードのタッチ決済がほぼ機能しない
- 価格.com - 『VISAタッチ決済について』 SONY Xperia 1 V SIMフリー のクチコミ掲示板
- 価格.com - 『タッチ決済について』 SONY Xperia 1 VI 256GB SIMフリー のクチコミ掲示板
Xperia 1 VIのGoogle ウォレットに登録したタッチ決済が全く反応しないので検索したところ、Xperia 1 Vからすでに動作していなかったようです。
iDとかモバイルSuicaは動作するのですが、海外に行った時などはクレカのタッチ決済が使えないのは不便。
普通に考えてよくこんな状態で発売したな…。
あまり炎上していないあたり訓練されたSONY信者が多すぎる気がしますね。
Google ウォレットからPontaカードやポイントカードを削除すると動作すると言う情報アリ。
管理人はまさにPontaカードが入っていたので削除したところ、エポスゴールドカードのタッチ決済は不安定ながら動作するようになりました。
一方でANA Payのタッチ決済は全然ダメ。
Xperia 1 は指紋認証が効かなくなることがある
Xperia 1と言うかXperaの問題?
使用開始後3週間ほど後に突然指紋認証が効かなくなりました。
指紋登録画面ではちゃんと指紋を認識するのに、画面オフの状態から指をタッチしても復帰しない。
今のところ本体を再起動すると直っていますが、Pixelを4世代使っていてこんな現象に遭遇したことない。
SONY信者気味の管理人もこれにはいよいよ持ってクソペリアと言いたくなってきました。
テストちゃんとやれやボケ!
どちらを選ぶかは好みの問題だが、Pixelの方が万人向け
ハイエンド機種同士のカメラ性能で言えばSONYの方が勝るイメージですが、
- プリインストールアプリの少なさ
- ローエンドでも快適に動く価格的な手の出しやすさ
- Google謹製と言う安心感
以上の理由でPixelの方が万人受けするスマホだと思います。
今回Xperia 1 VIを選んだ理由は
- カメラ周りのデザインがカッコいい
- 久々の端末カラー赤に惹かれた
- 海外に行くにあたってカメラ性能のいいスマホが欲しかった
と言うことで見た目のウェートがかなりデカいです。
最近のPixelはカメラ周りが出っ張っていて黒板消しか寿司の玉子焼きを思わせる。
その点Xperiaの上位機種はいかにも高性能カメラ積んでます!と言った感じ。
夜景のライトとか星・月の撮影にはかなり弱いので値段に見合ったカメラ性能かと言うとかなり疑問
Xperiaは一時期ベゼル周りが丸っこくなってデブペリアなどと言われていましたが、最近の機種はスマートな四角形で見た目もスッキリ。
と言うことで見た目やSONYブランドに価値を見出す人はXperia、
そうでない人、安定した指紋認証を求める人にはPixelがオススメですかね。
Pixelは5a以降出来なくなったGoogleフォトへの無制限アップロードを復活させてくれれば全然今からでも寝返るつもりではいるんですが。