MT4/MT5アプリに一目均衡表を表示する方法と一目均衡表の解説

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)とは

昭和初期に日本で生まれた歴史あるテクニカル指標です。

元々は株で使われていたものですが、FXや商品先物取引、さらにBTCFXで使用しているトレーダーの方を見かけます。

MetaTraderアプリにも採用されているメジャーなテクニカル指標ではあるものの、

さすがにMACDなどの超メジャーどころのインジケーターに比べると知名度・利用者の数では勝てません。

  • インジケーターは『表示している=意識している』トレーダーが多い方が機能しやすい=正義

と言う多数決的な観点からはあくまで一目均衡表はサブとして使うインジケーターと割り切った方がいいかもしれません。

一目雲とは

特定の計算式に基づいて算出された移動平均線の間を結ぶ線で、売り手と買い手の力関係を表しています。

下降雲と上昇雲の2種類がありますが、どちらも雲の中に入るとレンジになりやすく、

ロウソク足とぶつかった時にはサポートやレジスタンスとして機能しやすい、と言われています。

高値と安値から算出されるロジックのため、実際にチャートと照らし合わせてみると雲がサポートや抵抗になっているとしか思えない状況が見受けらることがあります。

海外トレーダーにはあまり馴染みのないインジケーターだとは思いますが、国内の、特に証券のトレーダーには一目雲の熱心なファンも多いので判断材料のひとつにはなるかと。

パラボリックSARやFractals(フラクタル)などと組み合わせて使うことで予想の精度を高められると思います。

遅行スパン/転換線/基準線とは

一目均衡表を形成する重要な要素で、一目均衡表の考案者自身は遅行スパンを最重視しているとのことです。

寝れないてか無駄に目覚めたから遅行線の使い方の一つを。平行チャネルは単に目安。青ラインが力の分岐点。いまの5分足はレンジだから、最初に大きく下落した部分の終値を中心に上下に変動する。上の赤ラインは15分足の前回底値から。ここを仮の天井とするとショート損切りorロング目線でいい。 pic.twitter.com/KwPXkr1B51

— keith.w 《紐》 (@keithw0328r) July 14, 2019

寝れないてか無駄に目覚めたから遅行線の使い方の一つを。平行チャネルは単に目安。青ラインが力の分岐点。いまの5分足はレンジだから、最初に大きく下落した部分の終値を中心に上下に変動する。上の赤ラインは15分足の前回底値から。ここを仮の天井とするとショート損切りorロング目線でいい。 pic.twitter.com/KwPXkr1B51

— keith.w 《紐》 (@keithw0328r) July 14, 2019


個人的な意見としては遅行スパンなどよりは移動平均線を重視した方が良いと考えていますが、

keith.w氏のように遅行線を積極的に使っているトレーダーの方もいらっしゃいます。

keith.w氏氏は自身が使われているインジケーターに関して無料ノートでほぼ全容を公開されています。

https://note.com/keith0101/n/n790cb6a27c69

MT4, MT5アプリへの一目均衡表の追加方法

  • チャート画面上のfマークをタップ

  • インディケータウィンドウのfマークをタップ

  • 『トレンド』の中から『Ichimoku Kinko Hyo』をタップして追加

  • カラーなどを設定

  • 一目均衡表が表示される

一目雲

MetaTraderの初期状態では紫色で表示されるものが下降雲です。

この下降雲の中を推移している間はレンジになりやすく、一方で雲を抜けると上昇に転換することがあるとされています。

一目雲は移動平均線などと同じで、長い時間足であるほど強力に作用しますが、

ゴールド(XAUUSD)のように値動きの激しい商品の場合は5分足の雲でも画像のように分かりやすく上昇に転じる場合も。

下降雲は抜けたと思っても再度雲の中に入っていってしまうこともあります。

慌ててポジションを持つのではなく、サポートに転換したことを確認しないといけないのは移動平均線と同じですね。

遅行線や転換線、基準線などを目立たなくして雲のみを表示する

MetaTraderのアプリでは一目均衡表に付いてくる遅行線などの移動平均線を完全に非表示にすることはできませんが、

全ての線の色を背景色と同じにすることで目立たなくできます。

ライトテーマの場合は白、ダークテーマの場合は黒に。

一目雲だけを表示したい、と言う人はこの方法を試してみましょう。

実際、複数の移動平均線の表示と一目均衡表の各種平均線が混ざると非常に見づらいので一目雲だけを表示したいと言うニーズは結構ありそうです。

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