新たにポケットカードに加わった外為どっとコムカード
愛用しているP-one Wizを発行しているクレジットカード会社、ポケットカードに新しく外為どっとコムと言うカードが2023年の8月から加わりました。
証券会社外為どっとコムの外貨積立(らくつむ)で使えるポイントが利用金額の2%、発行から1年は3%貯まる高還元率カードです。
「外為どっとコムカード」リリースのお知らせ|はじめてのFXなら外為どっとコム
同じポケットカードが発行しているP-one Wizも最強クラスのクレカですが、
どんなにがんばっても還元率は1.6%。
半年で100万円~150万円使ったあと1/5の抽選ポイントを当ててようやく2.2%。
基本的に改悪続きのクレカ界隈で2%と言うのは破格です。
なのですが、説明ページで
※FXポイントは外為どっとコムの資産積み立てサービス『らくらくFX積立』で使用できます。
と言う表記と
■FXポイントでカンタン!外貨投資『外貨積立(らくつむ)』とは?
といきなり2種類の名前が出てきて紛らわしいですが、
『らくらくFX積立』の愛称が『外貨積立(らくつむ)』と言うことらしいです。
大して短くなってない愛称を付けるな、表記揺れかと思うわ。
確定申告ってどうなるの…?
例えばカード利用でもらった5,000ポイントを外貨投資で1万ポイントにしたとすると、
以下のどちらの確定申告になるのか?
- 5,000ポイントは原資で経費だから利益分の5,000円を確定申告
- 5,000ポイントは元手がタダだから10,000円全部を確定申告
どちらかと言うと後者じゃないかな…と思いますが、気になったので外為どっとコムに直接質問しました。
- FXポイント利用時の税金は国税庁や税務署でご確認ください
との返答。
いやサービス提供側が把握してないの…!?
と言うことで他のポイントで投資ができるサービスの似たような質問を検索して引っ張ってきました。
SBIネオモバイル証券の見解
Tポイントで買った株式も確定申告が必要ですか? : SBIネオモバイル証券
SBI証券との合併でFAQページが削除されました。
ポイント使用前の支払金額(ポイント使用相当額を含めた支払い金額)を基に計算するとともに、ポイント使用相当額は一時所得の総収入金額に算入します。
死ぬほど分かりづらい文章だけど要は『ポイント分も収入だぞ』ってことでしょう、たぶん。
これは管理人の予想と一致。
三井住友カードの見解
ポイント投資とは?ポイント運用とは違うもの?仕組みや税金についてなど、初心者にもわかりやすく解説 | 【ヒトトキ】三井住友カード
国税庁では「企業が発行するポイントのうち、決済代金に応じて付与されるポイント」は、「通常の商取引における値引きと同様の行為が行われたもの」と考えます。そのため、ポイントの取得・所有しているだけでは、課税対象となる経済的利益に該当せず、確定申告の必要もありません。
つまり、ポイント運用で得たポイントにおいては「非課税」になります(2023年1月現在)。
こちらはポイントを持っているだけなら非課税と言う見解。
一方、ポイント投資では、分配金・配当金や売却代金は現金で支払われるため、ポイント投資における運用益については課税対象です。
そして運用益(利益分)だけを確定申告すればいい、と言う見解。
どっちだよ!と言いたくなりますが、
- 三井住友カードのポイントは「投資としても使える」
- 外為どっとコムのFXポイントは1ポイント1円で利用できる通貨と同様の性質
なので、まぁ全額利益として確定申告が必要なんじゃないでしょうか。
実際に外為どっとコムカードを発行したらいよいよ税務署に問い合わせるしかありませんが、
らくらくFX積立(外貨積立(らくつむ))ではショート=空売りはできずロングしかできない。
このドル高・円安の状況で今から外貨の積立を始めるのは結構勇気がいるので、発行するにしても今じゃない感。
でも何の条件もなしに還元率2%は魅力的だな…。
仮に確定申告が必要だったとしても年間数万円課税所得が増えたところで大して税負担は増えないし、
今はスマホだけで確定申告できますからね。