紛らわしいExnessのプロ口座・ロースプレッド口座・ゼロ口座
為替FXもCFDもBTCFXも、
手数料を含めた総合的なスプレッドは似たりよったりのイメージがあるExnessのプロ・ロースプレッド・ゼロの3口座。
管理人自身もExnessをメインで使っていながらあまり違いを把握していないので整理するために記事にしました。
スプレッドに関しては以下の記事執筆時にも調査していますが、当然変動するので傾向の把握程度に。
ちなみにExnessの公式サイトにも各口座のスプレッドが記載されていますが、
有料口座に関しては実際のスプレッドの方が狭かったりするのであまりアテになりません。
プロ口座・ロースプレッド口座・ゼロ口座の共通条件
全ての口座で初回入金額1,000ドルが必要です。
ただし1,000ドル入金して有効化したあとに出金するのは自由。
- 1,000ドル入金→900ドル出金→100ドルで取引
と言う手順も可能です。
上記はプロ口座で100ドル残して取引している例。
このあと全損しましたが…。
どれか一つの口座に1,000ドル入金後、他の口座に資金移動して有効化することもできます。
ただし円建て口座の場合、資金移動までに為替レートが変動するとギリギリ1,000ドルに届かなかったりする
Exnessは少しの間取引をしていない口座はすぐアーカイブされてしまいますが、
アーカイブされても1,000ドル入金済みの判定は消えません。
TariTaliのキャッシュバック率
- プロ口座=スプレッドの25%
- ゼロ・ロースプレッド口座=共通条件だが通貨ペアによって異なる
代表的な通貨ペアのキャッシュバック率は以下です。
通貨ペア | ゼロ/ロースプレッド口座のキャッシュバック率 |
ドル円(USDJPY) | $1.7 |
ユーロドル(EURUSD) | $1.7 |
ユーロ円(EURJPY) | $1.7 |
ポンドドル(GBPUSD) | $1.7 |
ポンド円(GBPJPY) | $1.7 |
ゴールド(XAUUSD) | $1.8 |
日経平均(JP225) | $0.01 |
NYダウ(US30) | $0.64 |
ナスダック(USTEC) | $0.31 |
原油(USOIL) | $2.02 |
BTCUSD | $2.55 |
ETHUSD | $0.43 |
BTCJPY | $1.7 |
Exnessのプロ口座は手数料ゼロ
プロ口座は低スプレッド口座ながら手数料ゼロ。
ぶるすな氏などプロ口座を使っているトレーダーも多いです。
ロースプレッド口座・ゼロ口座の手数料
Exnessの手数料は全て片道と表現されますが、
実際には注文時に往復分の手数料が徴収されるので、
超ハイレバ注文時に有料口座の方がゼロカットされづらい、と言うことにはなりません。
- 仮に『注文時に片道のみ手数料徴収』だったら、有料口座の方が片道手数料分ゼロカットに耐えられる
なのでやはりロースプレッド口座・ゼロ口座の主なメリットは手数料が経費になって確定申告時にちょっと有利な点に絞られます。
為替FX
通貨ペア | ゼロ口座 | ロースプレッド口座 |
ドル円(USDJPY) | $3.5 | $3.5 |
ユーロドル(EURUSD) | $3.5 | $3.5 |
ユーロ円(EURJPY) | $5 | $3.5 |
ポンドドル(GBPUSD) | $4.5 | $3.5 |
ポンド円(GBPJPY) | $7.5 | $3.5 |
一部ゼロ口座とロースプレッド口座で手数料が同じなので「ん?」ってなりますが、
これらの口座はロースプレッド口座でもほとんどスプレッドが0に設定されています。
CFD
通貨ペア | ゼロ口座 | ロースプレッド口座 |
ゴールド(XAUUSD) | $5.75 | $3.5 |
日経平均(JP225) | $0.05 | $0.05 |
NYダウ(US30) | $2 | $1 |
ナスダック(USTEC) | $1.25 | $0.625 |
原油(USOIL) | $6.25 | $3.5 |
仮想通貨
通貨ペア | ゼロ口座 | ロースプレッド口座 |
BTCUSD | $8 | $2 |
ETHUSD | $1.5 | $0.5 |
BTCJPY | $5 | $3.5 |
参考にしたExness公式のリンクは以下です。
為替FXの取引手数料
- ゼロ口座の為替FXの取引手数料
https://www.exness.com/ja/forex/#zero
- ロースプレッド口座の為替FXの取引手数料
https://www.exness.com/ja/forex/#raw-spread
コモディティ(CFD)の取引手数料
- ゼロ口座のCFDの取引手数料
https://www.exness.com/ja/commodities/#zero
- ロースプレッド口座のCFDの取引手数料
https://www.exness.com/ja/commodities/#raw-spread
仮想通貨の取引手数料
- ゼロ口座の仮想通貨の取引手数料
https://www.exness.com/ja/crypto/#zero
- ロースプレッド口座の仮想通貨の取引手数料
https://www.exness.com/ja/crypto/#raw-spread
手数料込みのスプレッド
為替FX
口座タイプ | プロ口座 | ゼロ口座 | ロースプレッド口座 |
通貨ペア | スプレッド | スプレッド/手数料込み | スプレッド/手数料込み |
ドル円(USDJPY) | 0.7 | 0(0.7) | 0(0.7) |
ユーロドル(EURUSD) | 0.6 | 0(0.7) | 0(0.7) |
ユーロ円(EURJPY) | 1.4 | 0(1.0) | 0.4(1.1) |
ポンドドル(GBPUSD) | 0.8 | 0(0.9) | 0.1(0.8) |
ポンド円(GBPJPY) | 1.6 | 0(1.5) | 0.5(1.2) |
通貨ペアによって微妙に有利不利があるもののほとんど横並び。
- プロ口座/ゼロ口座の取引手数料は確定申告の経費にできる
取引ロットが多い場合は特に税制上は有料口座が有利です。
CFD
コモディティ(CFD) | プロ口座 | ゼロ口座 | ロースプレッド口座 |
通貨ペア | スプレッド | スプレッド/手数料込み | スプレッド/手数料込み |
ゴールド(XAUUSD) | 1.12 | 0/1.15 | 0.52/1.22 |
日経平均(JP225) | 11.7 | 0/$0.1 | 0/$0.1 |
NYダウ(US30) | 5.7 | 1.3/3.3 | 3.2/5.2 |
ナスダック(USTEC) | 3.92 | 1.03/3.53 | 2.3/3.525 |
原油(USOIL) | 12 | 0/12.5 | 5/12 |
Exnessの人気通貨ペア、ゴールド(XAUUSD)は意外にも僅差でプロ口座が有利。
もちろん取引手数料を経費にするならゴールドでも有料口座が有利。
その他のCFDに目を向けると、
正直Exnessの株価指数や原油のスプレッドはゴミなので取引をしないことが一番いいのですが、
- あえてExnessでNYダウやナスダックを取引するならゼロ口座
- 日経平均を取引するなら為替レートが117円以上ならプロ口座、117円未満なら有料口座
と言う感じです。
仮想通貨
仮想通貨 | プロ口座 | ゼロ口座 | ロースプレッド口座 |
BTCUSD | 14.65 | 0/16 | 11.28(15.28) |
ETHUSD | 2.1 | 0/3 | 1.16(2.16) |
BTCJPY | 29.35 | 11.71/11.71+$10 | 16.12(16.12+$7) |
これも意外でしたが、USD建ての仮想通貨FXはプロ口座が一番優秀でした。
個人的に結構ゼロ口座でBTCの取引をしていました…。
BTCJPYのスプレッドは為替レートにもよりますが、1ドル150円としてもややゼロ口座、ロースプレッド口座が有利。
TariTaliのキャッシュバック率も、スプレッドの25%が固定で返ってくるプロ口座の方が有利ですね。
結論
すごく悩ましい3口座ですが、個人的にはこんな印象です。
- 取引手数料を経費計上するのが面倒でなければ基本的にゼロかロースプレッド口座
Exnessの取引手数料は月に1回、おなじみのMonthly Statementで口座ごとに月のトータル金額が表示されるのでさほど手間はかかりません。
- BTCFX取引が多い場合はプロ口座(為替レートによるが、BTCJPYのみやや有料口座が有利)
- あまりオススメしないがExnessで株価指数CFDを取引するならゼロ口座
何となく感じていた通り、正直好みの問題と言うレベルの違いしかありません。
かと言ってXMのゼロ口座みたいな、明らかに他の口座より見劣りする口座を追加されても困るんですが、こうも差がないと口座選びに困る。
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