資産を守るための建値ストップロス(建値SL/建値カット)やネックラインでの利確について

建値ストップロス(建値カット)とは

FXにおいて、以下の操作をすることを『建値ストップロス』や『建値カット』と言います。

  • ある程度ポジションの利益が伸びる
  • →ストップロス設定をポジションを持った価格(建値)に変更して損失を防ぐ

例:ドル円を110円でロング→110.3円に上がったのでストップロス設定を建値の110円に設定

一度タテカツしたせいでチャート的な期待値下がっちゃったのでここで利食ま pic.twitter.com/w8sFh8Tc7T

— 大豆ファーム (@trade_scarecrow) June 17, 2022

一度タテカツしたせいでチャート的な期待値下がっちゃったのでここで利食ま pic.twitter.com/w8sFh8Tc7T

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略称は建値ストップ、タテカツ、建値、建値SLなど。

Xでよく使われるFX用語/トレード用語集

建値ストップロスに関してはメリットとデメリットがあるので賛否両論ですが、

かと言ってストップロスを全く設定しないでトレードするのはちょっと論外かなと。

FX初心者がやりがちな失敗

どうしてもストップロスを入れるのが苦手な方はExnessなど、強制ロスカット率が0%の海外FX業者で入金額をコントロールする手法をオススメします。

ゼロカを背にして★ pic.twitter.com/pAN8mQ3tvE

— ニトリ☺︎ (@NitoriFX) March 18, 2022

ゼロカを背にして★ pic.twitter.com/pAN8mQ3tvE

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ウトウトしてたらいい感じだったので久しぶりに1円残し。

とはいえ、利確が吉な気もしてくるな…悩む。 pic.twitter.com/zb7PqkqKP6

— ぶるすな (@BlueSnyaiper) December 6, 2022

ウトウトしてたらいい感じだったので久しぶりに1円残し。

とはいえ、利確が吉な気もしてくるな…悩む。 pic.twitter.com/zb7PqkqKP6

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Exnessなどの強制ロスカット率が0%の取引所を使い、

ゼロカットと資金移動を利用したハイレバ取引で利益を上げるトレーダーも多いですね。

余談ですが、建値とは本来『現在価格』を意味しますが、建値SLの場合は『ポジションを持った価格』と言う意味で使われます。

建玉の値段の略?

建値ストップロスのメリット

損失を防げる

当たり前ですが最大のメリット。

ポジションが含み損になることがないので、チャートをずっと見ていられない社会人の兼業トレーダーの方などはお世話になることもあるのでは。

建値ストップロスになってもキャッシュバックサイトのキャッシュバックは受け取れる

5分以内にポジションを決済するとキャッシュバックを受け取れない業者も一部ありますが、

ほとんどの業者ではポジションを持った時点で建値ストップや損切りでもキャッシュバックを受け取れるので、

ストップロスが滑らなければ僅かながらキャッシュバック分の利益が生まれます。

TariTali(HighRebate)+XMなどのキャッシュバック率が高い組み合わせなら1lotあたり9ドル。

このくらいのキャッシュバック率なら建値ストップのデメリットをそれなりに軽減できます。

HighRebate経由でXM(エックスエム)に登録

建値ストップロスのデメリット

建値ストップロスに引っかかってから狙い通りの方向に相場が動くことがある

個人トレーダーが建値ストップロスを置いた価格帯なんか他のトレーダーは知ったことではないので、

  • 建値へお返りしてポジションが消えた
  • そのあとで狙った方向へ急激なUターン

などの悲しい動きをすることもあります。

これが何度も続くと建値ストップに対して嫌気が差すのも無理はありませんね…。

特にゴールド(XAUUSD)など、長いヒゲを付けて3ドル(30pips)戻しのような動きをする金融商品ではイライラすることも。

上げンなら下げンなやァ!クソがァ!!

マンガ『FX戦士くるみちゃん』の名言・教訓

個人的には建値ストップロスの設定を推奨

デメリットもありますが、

ポジションが消えるにしても証拠金が減るのと減らないのでは次回の取引で必要な負担が違います。

資金の1%を減らした時、取り戻すために必要な利益は1.1%以上。

メンタル的にも証拠金が減るよりはプラマイゼロの方がいいことは言うまでもないですね。

ロットや入る位置にもよるが、20pips程度の利益で建値ストップを設定

ドル円(USDJPY)ユーロドル(EURUSD)などヒゲが少ない素直な値動きの通貨ペアなら、

ポジションに20pips程度の利益が出た時に建値ストップを設定することで安定して資産を守れると思います。

また、あえて逆張りをする時やピラミッディング(増し玉)をする時はことさら建値ストップを設定することを推奨します。

ピラミッディングの増し方に関して結構DM貰うから1つ。これ今日のやつだが例えばファーストが1.5ロットだったとしても、

1.5ロットL①

含み益出たら①にSL

1.5ロットL②

①と②の平均建値にSL

2ロットL③

①~③の平均建値にSL

ってやれば、1.5ロットのリスクで5ロット持てるよ。 pic.twitter.com/lt10Offjzr

— Trend-liner (@trend_liner) April 21, 2021

ピラミッディングの増し方に関して結構DM貰うから1つ。これ今日のやつだが例えばファーストが1.5ロットだったとしても、

1.5ロットL①

含み益出たら①にSL

1.5ロットL②

①と②の平均建値にSL

2ロットL③

①~③の平均建値にSL

ってやれば、1.5ロットのリスクで5ロット持てるよ。 pic.twitter.com/lt10Offjzr

— Trend-liner (@trend_liner) April 21, 2021

特に反発狙いの逆張りは利益が出たらすぐに建値ストップを設定し、ポジションも短めに持つことを心がけると損失を防げるでしょう。

もちろん30pips、40pipsと利益が乗っていった場合は利益が出る位置にストップロスをずらしていくことも有効な手段です。

上の画像はゴールド(XAUUSD)でピラミッディングを行ったポジション。

追加した0.4lotのポジションには建値ストップを設定したのですが、建値よりも下の価格まで押されてポジションは建値で解消。

建値SL後に再度ゴールドは上昇していったので、結果論としては増し玉は早めに利確ないしは半利半分利確しておくのがベストでしたが、

ピラミッディング自体がハイリスク・ハイリターンな手法なので、リスクを減らすために建値ストップを入れたこと自体は間違っていないと思います。

ただし為替FXより値動きの激しいCFD(商品)で増し玉を行うのはかなり難易度が高い、とも思いました。

Trend-liner氏のnoteに学ぶピラミッディング(増し玉)とロットコントロール

GEMFOREX+ゴールド(XAUUSD)と言うキャッシュバック率の高い組み合わせだったのがせめてもの救いですが、

今になって見返すと非常にもったいないポジションですね。

ゴールドはもう1,300ドル台じゃ買えないだろうなぁ…。

TariTali(タリタリ)

為替FXでは30pips以上の利益が出れば十分

為替FXではポンド円(GBPJPY)ポンドドルなどボラティリティの高い通貨ペアであっても、30pipsを超えて1方向に動き続けることは珍しいです。

したがって30pips以上利益が出た時点で全て利確してしまうか、半分利確(半利)して利益が出る位置にSLをずらすことをオススメします。

管理人自身がそうだったのですが、

デイトレード~スイング気味のポジションで100pips以上の値幅を取った成功体験などがあると、つい値幅を狙ってしまいがち。

とは言え要人発言指標などで一方的な値動きが出ない限りは、リバウンドを繰り返しながら高値や安値を更新していくのが為替FXの通常の値動き。

常にホームランを狙うよりはほどほどのところで利確をして様子見をしていった方がトータルで利益が出ることはほとんど間違いないと言っていいでしょう。

海外FX業者はTariTaliなどのキャッシュバックサイトを使っていれば利確の度にキャッシュバックが発生するので、

特にスキャルピング~デイトレード寄りの取引の方が有利だと思います。

TariTaliに登録する

ネックラインやサポート付近ではポジションの半分もしくは全部を利確するのがオススメ

画像はポンドドル(GBPUSD)の1時間足です。

前回高値付近の緑色のゾーンで激しく売買の攻防が行われ、ここがネックラインになっていることは誰の目にも明らか。

ショートポジションを持っていた場合はこの緑色のゾーンに触れたあたりでポジションの利確を考えることをオススメします。

ネックラインを一発で割ることはほとんどない

ビットコイン(BTC)など取引量の少ない仮想通貨ならともかく、

為替通貨ペアは取引量が多いのですんなりとネックラインを抜けて落ちることはほとんどありません。

大体はダブルトップやトリプルトップ(三尊)を形成します。

うん、以前から薄々わかってはいたが今データ収集作業してて確信した。

ダブルトップとダブルボトムは三尊・逆三尊よりも出現極端に回数が少ない。

しかもダブルボトム・ダブルトップの2本目のボトムとトップを下位足で見ると結構な確率で三尊・逆三尊になってるからそっちに注目した方が良い。

— Trend-liner(傾向線者) (@trend_liner) September 1, 2019

うん、以前から薄々わかってはいたが今データ収集作業してて確信した。

ダブルトップとダブルボトムは三尊・逆三尊よりも出現極端に回数が少ない。

しかもダブルボトム・ダブルトップの2本目のボトムとトップを下位足で見ると結構な確率で三尊・逆三尊になってるからそっちに注目した方が良い。

— Trend-liner(傾向線者) (@trend_liner) September 1, 2019

ポンドドルはその後ネックラインを下抜け、再度ネックライン超えを試しに行くものの反落しています。

こう言う時にポジションを持ち続けていれば良かったと思うよりも、

ネックラインがレジスタンス(抵抗)に変わっていることを確認後ショートを入れた方がいいでしょう。

大きな値幅を狙ってトレードをするとここで反発して含み益が減りがち。

画像はゴールド(XAUUSD)の4時間足です。

こちらも上昇トレンドラインで支えられており、このトレンドラインを割ることを期待したショートポジションを燃料に大きく反発しています。

ゴールドなどのCFD(商品)は為替FXよりも値動きが大きいので、なおさらポジションを伸ばそうと欲張らずに利確しておくことを意識しましょう。

為替FXもゴールドCFDも30pips(3ドル幅)で利益としては十分で、その日はもうトレードを畳んでもいいくらいです。

X(Twitter)には鬼のスイングトレードで利益を積み上げる人もいますが…、

経験上スキャルピング~デイトレでポジションを閉じておけば良かった!と思うことの方が明らかに多いですね。

建値ストップロスのやり方

海外FXの標準ツール、MT4/MT5での操作方法は以下です。

  • 利益が伸びてきたポジションを長押し→『オーダー変更』をタップ
  • 画面左側のストップ設定を建値に設定

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