AMPをやめた理由
AMPブームにちょいと遅れてWordPressの自作テーマでAMP対応をしていた当ブログですが、AMPを使うのを完全にやめました。
廃止のタイミングも遅かったみたいで、検索するとGoogleの優遇廃止のタイミングで結構AMP対応をやめてたサイトがあるみたいですね。
当ブログはGoogleの優遇が廃止されたあとも「使えるHTML要素が少ないのが逆にシンプルでいい」と思ってAMPを使い続けていましたが、ふと思い立ってスッパリやめました。
AMPをやめた主な理由は以下。
AMP自体が必要とするJSが多い
https://cdn.ampproject.org/v0.jsとかamp-twitterとかamp-analyticsとかですね。
AMPプロジェクトに必要なJSファイルが多い上に、こいつらが意外にPageSpeed Insightsのスコアに影響する。
まあChromium系ブラウザならAMPページはキャッシュが効くのでPageSpeed Insightsのソコアは気にしなくていいのかも知れないし、
AMPのカスタムスクリプトを使えば遅延読み込みさせることもできそうではありますが。
FirefoxでAMPページがキャッシュされない
Google検索結果からAMPページを開いた時、Chromium系ブラウザならキャッシュが効きますが、Firefoxで見る分にはただのWebページです。
さらにChromium系ブラウザであってもキャッシュされるのは検索エンジンから飛んだ最初のページだけ。
リンクを辿るともうキャッシュは効かないのも微妙な気がしていました。
記事の置換処理が必要
- img要素→amp-img要素
- video要素→amp-video要素
- Xの埋め込み→amp-twitter
- YouTubeの埋め込み→amp-youtube
などなど、AMP対応のためにはWordPressの記事を表示する前にHTML属性の置換が必要です。
正規表現でなんとかしていたものの、データベースに保存されているHTMLを変換して表示すると言うのは何となく気持ち悪いものがありました。
AMPはヘイト企業■oogle推奨
企業ドメインのエアプ記事、アフィカスのおすすめ30選!みたいな低品質記事を検索上位に表示しまくり個人ブログは冷遇する悪の枢軸Google。
Google先生と敬愛されていたのも今は昔、個人ユーザーからの信用を失うばかりのGoogleが推奨している技術なんざ使いたくねぇ~!
とは言っても画像フォーマットはGoogleが開発したWebPを使うんですけど。
モダンブラウザが揃って対応済みの次世代画像フォーマットがこれしかないからまぁ仕方ない。
AMPからHTMLへの移行時にハマったもの
<style amp-boilerplate>
これを普通のstyle属性に置換し忘れるとブラウザの表示がメッチャクチャ遅くなります。
開発者ツールを見ても読み込み速度自体は通常通り表示されるからなかなか気づかなかった。
AMPが私にくれたもの
AMPを使っていたこと自体が全く無意味だったかと言うとそうでもなく、
JSやCSSはコード量を少なくしてHTMLに埋め込んでしまうのが一番高速だと言う発見がありました。
現在当ブログはPageSpeed Insightsのパフォーマンスで100点ですが、
AMPを使った経験が生きていると言ってもいいのではないでしょうか。
一番スコアが上がったのはNginxのキャッシュ機能なんですけど。
一時期はFlat-File CMSへの移行を真剣に考えていましたが、
遅い遅いと言われるWordPressでもこのスコアが出るならまぁいいかって感じ。