IP電話とは
050から始まる電話番号を取得し、ネット回線を使って通話できる電話をIP電話と言います。
050番号は食べログとかホットペッパーで見かける。たぶん電話の広告効果計測用に店の番号とは別に発行していると思われる
インターネットに繋がっていないと受信も通話もできないのが難点ですが、
今どきインターネット通信ができない環境にいることはほぼありえないので無視していい弱点です。
問題になるのは海外旅行をした時くらいですかね
固定電話への通話料がおおむね3分で8円程度と安あがりで、
ほとんどの人はスマホ会社の提供するかけ放題オプションを契約するよりも050番号を取得した方が月額料金を抑えられると思います。
スマホから電話をかけるケースってほとんどが通話先が固定電話の場合で、知人同士ならLINE通話やチャットアプリなどを使うと思うので。
電話番号を使い捨てできるセキュリティがIP電話の最大のメリット
050番号は好きなタイミングで取得でき、メインの携帯電話番号とは別に持つことができます。
つまり海外FX業者や送金サービス、キャッシュバックサイト、旅行の宿泊先など、
あまりメインの携帯電話番号を教えたくないサービスに電話番号を登録する時にうってつけ。
ほとんどの方はSMS認証が必要ないサービスにはメインの電話番号を教えたくないと思いますが…。
万が一IP電話の番号が流出したとしても別の番号に乗り換えればいいだけなので低リスク。
管理人は海外FX業者には基本的にIP電話の050番号を登録しています。
オススメのIP電話サービス
LaLaCall
月額110円(税込み)で取得できるIP電話サービス。
mineoを契約している方は無料通話が110円分付いてくるのでギリギリ実質無料と言えなくもないのが魅力。
My 050が機種変更時にそのままデータ引き継ぎできるのに対して、LaLaCallは必ず再ログインする必要があるのでここだけちょっと面倒です。
ちなみにmineoは価格と通信容量・速度のバランスが良い最強クラスのMVNOなので、
それほど通信速度を必要としない方への固定回線代わりや、メインのスマホ回線としてオススメです。
Brastel My 050
半年ごとに550円(税込み)の維持手数料がかかるIP電話サービス。
AndroidスマホでGoogleアカウントへのバックアップを有効にしていると機種変更時にそのまま設定を復元できるので、気軽に機種変更できるのがメリット。
さらに複数のスマートフォンで同じ番号にログインすることができるのも魅力。
設定に英語が残っている箇所があり、特に携帯電話番号の着信拒否の方法が分かりづらかったりあまり使い勝手はいいとは言えません。
mineo+LaLaCallの組み合わせが月額料金に無料通話が含まれることを考えるとコストパフォーマンスでは見劣りします。
My 050アプリの着信拒否のやり方
- 右上の『︙』をタップ
- 『設定』をタップ
- 『環境設定』をタップ
- 『番号の書き換え』セクションから『着信を処理する』をタップ
- 右下の『Add rule』をタップ
- 『条件』から『次の項目と同じである』をタップ
- 着信拒否したい電話番号を入力
- 『アクション』から『Reject call』をタップ
Reject=却下と言うことですね。
このちょいちょい残っている英語のせいで分かりづらい。
Brastel自体は日本の企業のハズなんですが。
その他
050 plus
信頼のNTTグループのOCNが提供するIP電話サービス。
月額料金が330円(税込み)と高めですが、MVNOのOCN モバイル ONEとセットで契約すると月額料金を半額にできます。
OCN モバイル ONEはまさかの撤退、ドコモのイラナイモirumoに統一
逆に330円払うとなるとmineoの低速回線『マイそくスーパーライト』が月額250円で契約できるためあまり使う価値がありません。
低速(32Kbps)であること以外はマイそくスーパーライトは普通の携帯電話番号なため、SMS認証も着信も普通にこなせるため。
一応通話料金は050 plusの方が安上がりですが、サブの電話番号で積極的に通話をすることもあまりないと思います。
IP電話の通話品質
東京都内においてMy 050とLaLaCallを使用した場合の感想としては、
建物内などの電波が悪いところでは若干聞き取りづらいこともあるものの、
通話が困難なレベルにであることはほとんどありません。
通常利用には問題ないと思いますが、IP電話でわりと積極的に電話をしたい…と言う人は信頼のNTTグループ、OCNが提供する050 plusをお試しで使ってみるのがいいでしょう。